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掲載日
2015/04/01
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アウトバーンが破産、Pikoなど展開するクリムゾンにも余波
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2015/04/01
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衣料品卸販売のアウトバーンが、東京地裁へ自己破産を申請した。「ディリッシュ」「グラズム」などを展開していたが、業績悪化が続き3月31日に破産手続開始を申立て。帝国データバンクによれば負債額は31億7600万円で、同社の取引先で「ピコ(PIKO)」などを扱うクリムゾンは、保有する債権について取立不能・遅延のおそれが生じたと発表した。
アウトバーンは、1973年に設立されたカジュアルウエア製造販売業者で、仏の「キリウォッチ(KILIWATCH)」などを国内展開していた旧アウトバーンの事業継承を目的として2008年4月に設立。オリジナルブランドに加え他社ライセンスブランドのメンズカジュアルウェアを企画製造を行ってきた企業で、帝国データバンクによれば2009年7月期は年売上高約14億円を計上。その後卸専業へと転向していたが、近年は円安の影響などを受けて黒字化が達成できず、今回東京地裁へ自己破産を申請した。
同社の破産申請に伴い、サーフカジュアルを提案するピコやロングボード世界チャンピオン、ラスティ・ケアウラナがプロデュースするサーフブランド「RUSS・K」を展開するクリムゾンが債権に関する特別措置を発表。債権額は売掛金約538万円の見込みだが、当該債権のうち489万円は貸倒引当済みのため、業績に与える影響は軽微としている。
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