fashionsnap
2017/10/05
アシックスの国内最大店舗が原宿に、スポーツ工学のノウハウ生かした女性限定サービスも
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2017/10/05
「アシックス(Asics)」が原宿竹下口に国内最大の旗艦店「アシックス原宿フラッグシップ」を10月6日にオープンする。国内で初めてアシックス傘下の3ブランドを同一店舗で展開し、2020年の東京五輪に向けて国内のスポーツ機運が高まる中、同社が「情報発信の場」として位置付ける重要店舗となる。
店舗は明治通りと竹下通りが交わる角のパレフランス跡地に今秋開業する商業施設「神宮前タワービルディング」の1階に出店。他のテナントに先駆けてのオープンとなり、約672平方メートルの1フロアで展開する。それぞれの通りに面した入り口を計3カ所設け、回遊性が考慮された店内では「アシックス」「アシックスタイガー」「ホグフロス」の3ブランドを総合的に取り扱う。
「コトの体験」にも重きを置き、新しい試みとしてアシックススポーツ工学研究所と連携し、女性限定の有料計測サービス「アシックスフィットネスラボ(Asics Fitnesslab)」を初導入。スポーツやダイエットを始めようとしている女性や、姿勢や歩き方の改善を目指す女性などに向けて同研究所で培ったノウハウを応用し、3次元の体型測定器など最新機器を使った計測やヒアリングから筋肉量や体のバランスを数値化してカスタマーに合ったトレーニング方法やアパレルを提案する。測定・診断は3,000円〜6,000円。その他、以前から好評を得てきた走行時の動きを分析する「Asics Foot ID」を設置する。
同社にとって「アシックス原宿フラッグシップ」は2020年の東京五輪に向けてベンチマークとなり、今後売り上げの傾向などは多店舗や新製品の開発の指標になるという。スポーツブランドが多く出店する激戦区だが、独自の技術を活用したサービスで、アシックスが注力している女性顧客をはじめ、訪日客や若年層などを取り込み差別化を図る。
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