アレキサンダー・ジラードのコレクション展、福岡など3都市を巡回

　「ハーマンミラー（Herman Miller）」の名デザイナー アレキサンダー・ジラードのコレクションに焦点を当てた巡回展「アレキサンダー・ジラード コレクション（Alexander Girard Collection）」が開催される。4月23日から5月8日までの期間、福岡の「H.L.D HISTORY LIFE DESIGN」で開かれ、6月以降は愛知と栃木を巡回する予定。

　アレキサンダー・ジラードは、チャールズ・イームズとジョージ・ネルソンらによって見出され、ハーマンミラーに入社。鮮やかな色や幾何学模様、ユーモラスなデザインが特長で、1952年にテキスタイル部門を設立してから約20年にわたり、同部門のデザインディレクターとして300点以上の作品を生み出した。ハーマンミラーのほかにNYの有名レストラン「ラ・フォンダ・デル・ソル」やブラニフ航空のトータルデザインを担当。現在はハーマンミラーがジラードのファニチャーやパネルを復刻し、ジラードのアーカイブの再編集に力を入れているヴィトラ社では小物のコレクションを発表している。

　「アレキサンダー・ジラード コレクション」は、ハーマンミラージャパンとヴィトラの協力を得て開催。昨年10月に東京のハーマンミラーストア、今年3月にはドイツのヴィトラ デザイン ミュージアムで開かれ、今回は福岡、愛知、栃木の3都市を巡回する。各会場ではハーマンミラーから昨年発表されたジラードのファニチャーや、マハラムのテキスタイルを張ったハーマンミラーストア5周年限定商品「イームズシェルチェア アプホルスター」を展示。ヴィトラは、ウッデンドールやテーブルクロスをはじめ、グリーティングカード、ステッカーなどのステーショナリーの新作アイテムを先行販売する。