掲載日
2016/05/26
2016/05/26
インド、最低賃金見直しに向けて新たな動き
掲載日
2016/05/26
2016/05/26
労働組合の国際組織インダストリオール(Industri All)が、インドの繊維産業における活動を強化すると表明した。
政府は最低賃金を1万ルピー(約1万6000円)に見直す提案を審議している最中だが、インドでも特に縫製業が盛んなティルプール州の輸出業者協会(TEA)は、最低賃金引き上げにより国際的な競争力が失われることを危惧している。
TEA のA. Sakthivel会長は政府に宛てた公開書簡の中で、「国際的な競争の中で生き残っていけないとなると困る。何百人も職を失う労働者が出るのではないか」と指摘する。「縫製業は既に、他の産業に比べて高い賃金を設定している。産業全体と労働者の利益の為にも、繊維業の各労働組合が、労働省との合意に至る必要がある」。
(2016年5月26日現在、1ルピー=1.6円で換算)
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