AFP
2016/10/06
エディ・スリマンがケリングを新たに提訴
AFP
2016/10/06
元イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)アーティスティックディレクター、エディ・スリマン(Hedi Slimane)が、親会社のケリング(Kering)を相手に新たな訴えを起こしたという。関係筋の情報をAFPが入手した。
競業避止義務契約をめぐって既にケリングに1300万ドル(約13億円)を請求していたエディ・スリマンだが、今回は1000万ユーロ(約12億円)近い金額を要求していると関係筋は話す。これは変動報酬にあたるものだというのがスリマン側の訴えだ。
他にも、「サンロ―ラン」の少数株主としての特権、特に情報に関係する権利を、「協力関係」の一環として求めており、こちらは10月19日にパリの商業裁判所で審議される。
上記の競業避止義務契約に関しては、ケリングに1300万ドルの支払いが命じられており、ケリング側はこの判決に対して上訴するとしている。AFPの取材に対し、グループは一切コメントを発表していない。
2012年に「サンローラン」に就任しウィメンズを手掛けるようになったエディ・スリマンは、フィットしたアンドロジナスなコレクションでメゾンを再興した。11年に3億5300万ユーロ(約410億円)だった売上高も、15年には9億7400万ユーロ(約1130億円)にまで跳ね上がっている。
(2016年10月6日現在、1ユーロ=116円で換算)
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