エルメス・アンテルナショナル社がデザインとクリエーションを促進するために創始したエミル・エルメス賞が第二回目を開催した。2008年に開催された第一回目はヨーロッパからの出場者のみだったが今回は世界中から出場者を募り、プロや学生まで幅広い参加となった。

フランツェスコ・リブリッツィとヴィットーリオ・ヴェネツィア作｢ローリングＶＳフォルディング("Rolling VS Folding" “巻くこと対折るこ”) ©Philippe Lacombe (第一回開催での第3位)

デザイン界のクリエイティヴィティーを維持すること。今回は｢温める、温まる、温め直す｣というテーマの下に｢オブジェの感覚に関する思考｣を深め｢社会の現在と将来のニーズに対する答え｣を模索した。審査員長は日本人建築家伊東豊雄で来年10月に1位から3位までを決定する(それぞ賞金5万・2万5千・1万5千ユーロ)。ファイナリストの発表は3月31日を予定しており、それから3ヶ月をかけて模型を製作する。

メゾンエルメスのサンタン通りのブティックでは近日、現代アーティストとコラボレーションしたエルメスコレクション｢プティアッシュ｣を発売する予定となっている。