エルメネジルド・ゼニア、ミケーレ・ノルサを取締役に

by

Dominique Muret

掲載日
2017/05/22

　エルメネジルド・ゼニア（Ermenegildo Zegna）が、取締役会にミケーレ・ノルサ（Michele Norsa）を迎えたことを発表した。同氏は、高級メンズウェアブランド「エルメネジルド・ゼニア」を展開するエルメネジルド・ゼニア・ホールドイタリア（Ermenegildo Zegna Holditalia）社の取締役となる。

　現在の取締役であるアンジェロ・ゼニア（Angelo Zegna）、パオロ・ゼニア（Paolo Zegna）、エルメネジルド・ゼニア（Ermenegildo Zegna）、ドメニコ・デ・ソーレ（Domenico De Sole）、ヘンリー・ピーター（Henry Peter）、マルコ・ヴィターレ（Marco Vitale）、レナータ・ゼニア・シュナイダー（Renata Zegna Schneider）に加わる形だ。
 
　ミケーレ・ノルサは2016年にサルヴァトーレ・フェラガモ（Salvatore Ferragamo）を去り、後任にはエラルド・ポレット（Eraldo Poletto）が就いた。ノルサ氏は10年間フェラガモ社でCEOを務めており、特に上場を主導したことで知られる。

　今日では、ロッコ・フォルテ・ホテルズ（Rocco Forte Hotels）の社外取締役や、イタリア戦略基金 のインダストリアルパートナーなど、様々な企業にコンサルタントとして関わっている。
 
　サルヴァトーレ・フェラガモに入社する以前は、ヴァレンティノ・ファッショングループ（Valentino Fashion Group）、マルゾット（Marzotto SpA）、ベネトングループ（Gruppo Benetton）といったファッション業界や、リッツォーリ（Rizzoli）、サンソーニ（Sansoni）といった出版業界で経験を積んだ。