カッシーナ・イクスシー、ザ・コンランショップを運営するLmDを買収

　カッシーナ・イクスシーが、コクヨの連結子会社LmDインターナショナルから「ザ・コンランショップ」事業を運営しているLmDの全株式を取得し、子会社化すると発表した。買収についてカッシーナ・イクスシーは事業領域の拡大が目的と説明しており、今後は「ザ・コンランショップ」を通じた幅広いライフスタイルの提案を進めていくという。株式譲渡日は9月1日を予定。

　カッシーナ・イクスシーは、LmDの発行済株式8,000株の全てを同社株式の100％所有者のLmDインターナショナルから取得。LmDインターナショナルからLmDに対する貸付金の全額を譲り受けることにより、完全子会社となる。取引に必要な資金については、自己資金のほか一部銀行からの借入金を充当する予定。

　「ザ・コンランショップ」は、英国のデザイナーで著述家としても知られるSir Terrence Orby Conran（サー・テレンス・コンラン）が手がけるライフスタイルショップで、世界6都市に9店、日本国内に6店を展開。家具やファブリック、ライティング、キッチングッズ、ステーショナリーなど生活に係る様々な商品を取り扱っており、昨年10月にはザ・コンランショップ新宿本店と丸の内店で南貴之が主宰するデザイン集団「FreshService」のポップアップストアを開催した。

　LmDは、生活雑貨や家具、食料品等の企画開発・販売とインテリアに関する空間提案とコンサルティングを行う企業。2013年12月期の売上高は25億200万円、営業損失2億200万円、経常損失2億700万円、当期損失1億9600万円だった。