掲載日
2014/08/28
2014/08/28
カンボジア:縫製業労働者のストライキが再燃
掲載日
2014/08/28
2014/08/28
カンボジアで縫製業労働者のストライキが再び活発化しており、ここ数日中に約25カ所でストが行われた。スト再燃のきっかけとなったのは、中国資本の縫製工場Jiun Ye Garment。特別手当の支払いが行われなかったとして、従業員が抗議ストを実施した。
Jiun Ye Garment社は、給与支払いの際に特別手当が含まれていなかったのは技術的な問題にすぎないと説明。しかしこの騒動が労働者の不満に再び火をつけ、同社では8月18日より約3000人の従業員がストライキを実施している。
カンボジア衣料製造業組合(Garment Manufacturers Association of Cambodia : GMAC)は、Jiun Ye Garment社は速やかに過失を認め対応しているとして沈静化を呼びかけているが、労働者たちは手当支払いに加えて給与引き上げや労働条件の改善などを要求し、ストを続けているという。
カンボジアでは、縫製業は65万人の労働者を抱える主要産業であり、2013年の輸出総額は55億ドルに達した。2013年末より最低賃金の引き上げなどを要求するストライキやデモが相次ぎ、警察と労働者の衝突により今年に入ってから少なくとも4人が死亡している。
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