コントワー・デ・コトニエとプリンセス・タムタムのトップにクリストフ・シュニュ氏就任 

by

Anaïs Lerévérend

掲載日
2015/06/12

　ファーストリテイリング傘下の「コントワー・デ・コトニエ（Comptoir des Cotonniers）」と「プリンセス タム・タム（Princesse Tam Tam）」の新CEOがついに決定した。去年の秋から不在となっていたポストだが、このたびファーストリテイリングフランスが正式に新しいCEOの名前を発表した。クリストフ・シュニュ（Christophe Chenut）、マーケティングでも出版業界でも有名な人物だ。

　同氏はフランスの新聞「エキップ（L’Equipe）」のトップを勤めたほか、2008年から2013年まで「ラコステ（Lacoste）」にも在籍。今年の7月1日から就任し、二つのブランドの指揮を執ることになる。グループによると、「新たな事業展開と増収を見込んで」彼を抜擢したとのこと。

　シュニュ氏は2013年にフランスの日刊紙「ロピニオン（L’Opinion）」を創刊し、さらにスポーツチームを所有するなど、ファッションや出版業界に限らず、スポーツの分野でも広く活躍していた。また、同年「イネス・ド・ラ・フレサンジュ（Inès de la Fressange）」ブランドの所有会社が変わった際にも、社長にファブリス・ボエ（Fabrice Boé）を推すなどした有力者だ。