バルマンからシャネルまで50年の軌跡 カール・ラガーフェルド回顧展がドイツで開催

　デザイナーのカール・ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）の回顧展「Modemethode」が、母国ドイツ・ボンの美術館「ブンデスクンストハレ（Bundeskunsthalle）」で3月28日から9月13日まで開催される。デザイナーとして50年間に渡って手がけた作品が多数展示される。

　カール・ラガーフェルドは、1955年から現在に至るまで「バルマン（BALMAIN）」「ジャン・パトゥ（Jean Patou）」「クロエ（Chloé）」「フェンディ（FENDI）」「シャネル（Chanel）」、そして自身のブランド「カール ラガーフェルド（Karl Lagerfeld）」といった多数のメゾンでデザイナーを務めてきた"レジェンド"と言える存在。「Modemethode」は展示作品を通してデザインスケッチから作品の仕上げ、アクセサリー、ファッションショーの演出、ヴィジュアル、広告、カタログやウィンドウディスプレイに至るまで、ラガーフェルドの多様で野心的なファッションメソッドが伝わるようキュレートされたという。直筆のスケッチや1954年にウールマークアワード受賞時の作品の複製、各メゾンでデザインした服の数々、資料やスケッチが散乱するラガーフェルドの仕事机を再現したレプリカなどが展示される。