バングラデシュ：2014年の衣料輸出が約6％増

by

Matthieu Guinebault

掲載日
2015/01/15

　バングラデシュの2014年の衣料輸出量は、前年比5.78％増の208億ユーロ（約2兆8704億円）となった。2013年に首都ダッカ近郊で発生した衣料品工場事故以来、同国の衣料製造部門の安全基準や労働環境については深刻な疑問が投げかけられてきたが、主要産業である縫製業にとって胸をなで下ろす結果となった。

　特に上半期の輸出が大幅に増加したことが要因。4月の増加率は前年同月比で17.61％増と、最も大きな伸びを示した。一方、9月、10月、11月の輸出量は前年同月比で後退した。

　バングラデシュでは2013年4月の衣料品工場事故の後、200社以上の繊維企業が倒産。国内の工場は、AccordとAllianceによる監査を受けている。

（2015年1月14日現在、1ユーロ＝138円で換算）