バーリントン、スレッド・インターナショナルの「Ground for Good」プログラムに参加

by

Obi Anyanwu

掲載日
2015/08/04

 　「インターナショナル・テキスタイル・グループ（International Textile）」に統合された米テキスタイル「バーリントン・インダストリーズ（Burlington）」が、エシカルなプロジェクトを進める「スレッド・インターナショナル（Thread International）」と提携し、社会や環境に配慮した新素材を開発した。アメリカのソルトレークシティで開かれる「アウトドア・リテイラー・サマー・ショー（Outdoor Retailer Summer Show）」で発表する。

　このコラボレーションが目指すところは、触感などの使い心地が良い素材の開発だけでなく、発展途上国の人々に新たな雇用の機会を設け、環境にも配慮するというもの。
 
　「発展途上国のコミュニティーに変化をもたらすことができる、このプロジェクトはバーリントン社の社員一人ひとりにとって非常にやり甲斐のあるものだ」と話すのは、社長のジェフ・ペック（Jeff Peck）氏だ。「職を提供することで、多くの人々の生活に、長期的にコミットしていける。我々がそこで生産するのは、高品質なだけでなく、社会と環境に配慮したテキスタイルだ」。

　スレッド・インターナショナルの「Ground for Good」プログラムでは、ホンジュラスやハイチの道端、運河、ゴミ山から回収したプラスチックを使い、新しいテキスタイルを作り出している。「バーリントン」社はこうして繊維生産時の環境被害を抑える形を採り、「スレッド」との提携も意義のあるものとなった。
 
　展示会「アウトドア・リテイラー・サマー・ショー（Outdoor Retailer Summer Show）」は、アメリカのソルトレークシティで8月5日から8日まで開催される。