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掲載日
2017/06/28
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パリ オートクチュールファッションウィーク、目をつけるブランドが増加

掲載日
2017/06/28

 パリ オートクチュールファッションウィークに集まるブランドの数が増えている。特に「ゲストデザイナー」枠での参加が最近は目立つ傾向だ。スケジュールも過密でないため競争も少なく、一連のメンズファッションウィークの直後という日取りや、ウィメンズプレコレクションの買い付け終了時期ということもあり、既存のスケジュールを脱して、オートクチュール期間を目指すブランドが増加している。

Christian Dior Haute Courture © PixelFormula © PixelFormula - © PixelFormula


 7月2日~6日の期間中開催される17-18年秋冬シーズンには36近いランウェイショーが予定されており、「A.F.ヴァンデヴォースト(A.F. Vandevorst)」、「アザロ(Azzaro)」、「プロエンザ・スクーラー(Proenza Schouler)」、「ロダルテ(Rodarte)」、「ロナルド・ファン・デ・ケンプ(Ronald van der Kemp)」の5ブランドが新たにゲストデザイナーとして公式スケジュールに加わった。
 
 前回1月には6組、前々回2016年7月には5組がゲストデザイナー枠で参加する権利を得たが、それ以前はシーズン毎に2ブランドから3ブランドが新規に参加するのみだった。一方で、「シャネル(Chanel)」や「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のように正式なオートクチュールメゾンの称号をもつブランドは、12にとどまっている。

 最初にオートクチュールに目をつけたのは、現在「バレンシアガ(Balenciaga)」でアーティスティックディレクターも務めるデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)の「ヴェトモン(Vetements)」だ。従来のウィメンズファッションウィークから離脱し、2016年7月のオートクチュール時期にゲストメンバーに加わった。そこから1年が経ち、更に戦略を変更した同ブランド。「No Show」プレゼンテーションをパリのメンズ期間中に行ったが、オートクチュールは彼らにとっては過密になってしまったようだ。
 
 「オートクチュールは7月に行われ、ウィメンズの秋冬向けアイテムを発表する。ファッションウィークというシステムでは、買付にくるバイヤーへの発表時期と実際の小売開始時期、この2つに開きがあり、混乱を呼ぶ。コレクションをまずはバイヤーに見せ、リアクションを見たり、そこから生産を開始したり、そしてコミュニケーションもその後だ」と話すのは、素材見本市「プルミエール・ヴィジョン(Première Vision)」のフィリップ・パスケ(Philippe Pasquet)CEO。

Proenza Schouler © PixelFormula © PixelFormula © PixelFormula - © PixelFormula


 「現在ファッション業界のシステムに関して色々と変化が起こっている中で、ブランドは試行錯誤している。ウィメンズに関しては、ショーは3月と10月に行われるものの、これらの日程は必ずしも理想的なものではなく、メゾンの戦略によっては早すぎたり遅すぎたりする」とステファン・ヴァルニエ(Stéphane Wargnier)クチュール連盟エグゼクティブプレジデントは付け加える。
 
 同氏は「売上の80%近くを占めるプレコレクションが、今日では非常にデザイン性の高いものになってきている」とも強調した。実際、早めに納品することで、一つのコレクションがより長く店頭で販売されることになり、それを望むブランドが増加している。そうなると、必然的にプレコレクションとウィメンズのショーが重要となってくる。アメリカのメゾン、「ロダルテ(Rodarte)」と「プロエンザ・スクーラー(Proenza Schouler)」は上記の理由から、コレクションの発表会場をパリに映し、オートクチュールの時期を選んだ。
 
 しかし、他にも理由はある。世界中からバイヤーが集まるというだけでなく、従来のプレタポルテ(既製服)のスケジュールでは大手ブランドの間に埋もれてしまうような若手にとっては、じっくりと技術やクリエーションを披露できる格好の機会だ。7月3日のショーで10周年を祝う「イリス・ヴァン・ヘルペン(Iris van Herpen)」のブラッドリー・ダン・クラークス(Bradly Dunn Klerks)ディレクターは、「イリスは一つの物語を披露し、伝統を紡ぎたいと考えている。そのようなデザイナーにとって、オートクチュールファッションウィークは理想的なプラットフォームであり、エディターやバイヤーがゆっくりとコレクションを見てくれる」と話す。

Iris Van Herpen SS2017 © PixelFormula © PixelFormula - © PixelFormula


 「インターネットが普及して、シーズンは最早重要ではなくなっている。秋冬と春夏の違いも顕著ではない。既存のシステムが機能しなくなるなか、クチュール期間は唯一、エディターとデザイナーが本当に意見を交わすことのできる時期だ。デザイナーにとって、オートクチュールファッションウィークには大きな意味がある」とも指摘する。
 
 「従来のスケジュールにはもう空きがない。パリのウィメンズファッションウィークは満員だが、オートクチュールでは、見てもらえる確率も上がる。そういう意味でも、オートクチュールから始めてその後プレタポルテへ、という若手デザイナーは少なくない」と話すのは、自身もデザイナーのラウラ・マンチーニ(Laura Mancini)だ。
 
 ミラノを拠点とする彼女は2014年に「プレタクチュール(既製服とクチュールを組み合わせた造語)」ブランドを設立し、ここ2年はドバイのファッションウィークでプレコレクションのショーを行っている。「混雑も少ないし、多くの人に見てもらえる。商談に結び付く可能性も高い」。「ドバイのファッションウィークなら、フォトシューティングより安くで参加できる。ルックブックは現地で作って、それをパリのショールームに持っていく。その方が簡単。重要なのは、得ること。有名になるよりもね」とマンチーニ。
 

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