京都の和装・テキスタイルメーカーHinaya Kyotoが、着物のスタイリングブック「おあつらえ」を6月下旬に発売する。モデルにはピースの又吉直樹やモデルのKanocoらを起用し、現代のライフシーンの中で着物をデイリーユースに楽しむためのスタイリングを提案。プロデュースはファッションディレクターの山口壮大が手がけている。価格は定価525円。

　小冊子Zine（ジン）の形式で発売される「おあつらえ」は、既成概念にとらわれない着物の着こなしや魅力をに広く発信するために企画された。同書では「おはしょり」「格子」「見返り美人」「縞模様」「襟合わせ」「帯」 「黒」「綾織り」「襦袢」「絞り染め」「刺繍」「花柄」の12テーマに沿って、Hinaya Kyotoのプレタキモノ「mitasu+ （ミタス）」を中心に、斬新なスタイリングを展開。各スタイリングには山口壮大の解釈や、着付師の大竹恵理子のコンセプトが添えられている。

　Hinaya Kyotoは今夏向け浴衣を、伊勢丹新宿店と東京のデザイナーズブランドとコラボレーションして制作。「Theatre Products（シアタープロダクツ）」、「minä perhonen（ミナ・ ペルホネン）」、「Facetasm（ファセッタズム）」、「Anrealage（アンリアレイジ）」の4ブランドがデザインした浴衣の広告ヴィジュアルは伊勢丹新宿店で撮影。スタイリングは「おあつらえ」同様、山口壮大が手がけている。