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掲載日
2012/10/01
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ファッションと伝統工芸が出会う「ゴシックチュール」展 表参道で開催
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2012/10/01
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工芸世界とファッションがコラボレーションした展覧会「WAO 2012 vol.2 "Fashion meets Craft" Gothicouture Exhibition『ゴシックチュール〜ファッションが伝統工芸と出会うとき〜』展」が、表参道の「Gyre(ジャイル)」で10月5日から開催される。8月に開催された現代美術とデザインの枠を超える工芸作品を集めた「WAO 2012 vol.1」に続く第2弾。会津塗りや西陣織、江戸切子などの伝統工芸作品と、廣川玉枝や三原康裕、荒井沙羅など伝統工芸の世界に目を留め"21世紀のアーツ・アンド・クラフツ運動"的な試みを展開する5人のデザイナーの作品を展示する。会期は23日まで。
「WAO 2012 vol.2 "Fashion meets Craft" Gothicouture Exhibition『ゴシックチュール〜ファッションが伝統工芸と出会うとき〜』展」は21世紀に入った今、産業革命による大量生産が服作りのベースとなる一方で、伝統工芸の世界に目を留めかつてない表現や美意識の領域に挑む現代のデザイナーの動きに光を当てた展覧会。かつて工芸技術の集積から成り立ってきたファッションが伝統工芸と新たな形で再び出会い始めているとして、「Coutur(手作り)」でありながら「Gothic(幻想的、耽美的)な気配を漂わせる"21世紀のアーツ・アンド・クラフツ運動"的な試みに注目。西陣織や江戸切子、仏像など各デザイナーがクリエーションのルーツとした伝統工芸作品と最先端のクリエーションを対比させ、今後の新たなクリエーション、デザインの広がりを期待しそのスピリットを浮かび上がらせる。企画監修は、国内外に日本の伝統工芸の復興を発信する取り組みとして立ち上げられたプロジェクト「WAO」の総合プロデューサー生駒芳子が務める。
出展デザイナーは廣川玉枝と三原康裕、荒井沙羅、串野真也、岡本菜穂の5名。廣川玉枝が手がける「Somarta(ソマルタ)」は会津塗り、中国北京出身の荒井沙羅による 「araisara(アライサラ)」は宮染め、伝統工芸職人とのクリエーションを視野に京都を拠点に活動している串野真也の「Masaya Kushino(マサヤ クシノ)」は、仏像や箔にスポットを当てた作品を出展する。江戸切子や水引など伝統工芸の要素を取り込み、また理化学系の実験機器の工房と組むなど素材の新たな用い方や組み合わせでクリエイティビティを発揮している岡本菜穂のジュエリーブランド「Siri Siri(シリシリ)」も参加。2012-13年秋冬コレクションで1688年創業の京都の西陣織メーカー細尾(Hosoo)と組み伝統的な西陣織を取り入れたコレクションを展開したほか、ファッションフォトグラファーの巨匠Paolo Roversi(パオロ・ロベルシ)とデジタルアートクリエイティブチームWOWとのインタラクティブ作品を国内外で発表した「Miharayasuhiro(ミハラヤスヒロ)」は、西陣織とコラボレーションした作品を披露する。
■WAO 2012 vol.2 “Fashion meets Craft” Gothicouture Exhibition
「ゴシックチュール〜ファッションが伝統工芸と出会うとき〜」展
会期:2012年10月5日(金)~2012年10月23日(火)
時間:11時~20時
会場:EYE OF GYRE/GYRE 3F
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1
TEL:03-3498-6990
企画監修:生駒芳子(WAO総合プロデューサー)
空間構成:武松幸治 + E.P.A
主催:GYRE, ART DYNAMICS INC
URL:http://gyre-omotesando.com/
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