AFP
2017/02/24
ミラノ ファッションウィーク:「プラダ」はテクスチャー、ビーズ、ビジューにフォーカス
AFP
2017/02/24
「プラダ(Prada)」がミラノで行ったショーでは、ビジューカーディガンやクロシェットブラを復活させ、パワフルな17-18年秋冬コレクションを披露した。前シーズンで見られたフェザーエッジディテールも登場している。
ミラノにある「プラダ」の本社を会場に、ティーンの女の子の部屋をモチーフにした内装をセッティング。花柄のシーツとカラフルなファーに彩られたベッドが客席となり、壁紙には「プラダ」のステッカーやポスターが一面に張られていた。
ファー、フェザー、ランジェリーなど、フェミニズム台頭後も変わらないクラシックな「女の武器」を通して、現代の女性性を探求したとミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)。
秋冬らしいファジーでコージーなテクスチャーが目立ち、リンジー・ウィクソン(Lindsey Wixson)が纏ったレッドのぺプラムドレスにもそうした素材使いが見られた。
小物使いは、キャスケットのほか、エスキモー風のフードをピンクやグリーンのスリークなビーズドレスとスタイリングするルックも。
基本はやはりオータムカラーを用いながらも、濃厚で明るい春夏風の色もアクセントに。また、ツイードアイテムにはあちこちにフラワーモチーフが登場。ジャンパーやスカートは、ローズのパネルや花びらなどがあしらわれた。
足元には膝までのファーブーツを合わせ、ポンポンのついたモデルも見られた。ファーはスリッパにも及ぶ。
ミッドカーフレングスのスカートは、ラッフルやバックスリットといったディテールを足して。ジャケットやコートには、ブルー、ピンク、オレンジなどのショーとファーケープがスポーティなタッチをプラスしていた。
ショーは大きな喝采を浴びて幕を閉じた。世界的なラグジュアリー業界の低迷を受け、先日発表した2016年の業績も落ち込みを見せていた「プラダ」だが、今回のショーの成功が売上を後押しする可能性も考えられる。
(Additional reporting by Sandra Halliday)
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