2015/09/17
ミラノ・ファッションウィーク 近未来のポルタ・ヌォーバが舞台
2015/09/17
9月23日から28日まで開催されるミラノ・ファッションウィークだが、今回は舞台が一味違う。再開発されて注目を集めるポルタ・ヌォーバ(Porta Nuova)地区に場所を移し、新しいミラノを印象づける方針だ。
記者会見にて、ファッションウイークの中心地域である「ファッションハブ(Fashion Hub)」の移動をイタリアファッション協会が発表した。ドゥオモに近いジュレコンスルティ宮殿(Giureconsulti)から、大手銀行が建設した新名所、ウニクレディト・パビリオン(UniCredit Pavilion)に舞台を移す。設計は、建築家のミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)が担当した。
また、この機会にイタリアファッション協会は、ウニクレディト銀行と4年間の協定を結んだ。同協会のオフィシャルスポンサーとして、特に若手デザイナーの支援に力を入れていく予定だという。
「ウニクレディト・パビリオン」は大きな船のような形をした木製の建物で、新進デザイナーを対象にした新しいプロジェクト、「ファッションハブ・マーケット(Fashion Hub Market)」の会場になる。イタリア国内外の若手17ブランドを集め、プレタポルテやアクセサリーのコレクションを展示。
もちろん従来通りに街の中心でショーを行うブランドは多数あるが、ファッションウィークの中心は、この現代的な新スポットに移ることになるだろう。
ポルタ・ヌォーバ地区では、他にも「ザ・モール(The Mall)」と呼ばれるコンクリートの広大なスペースがあり、数々のショーやプレゼンテーションが行われる予定だ。こうした変化は、イタリアファッション業界に起こりつつある新しい潮流の表れともいえるだろう。
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