ユニクロの米国展開が加速、デンバーやワシントンDCに初出店も

　「ユニクロ（Uniqlo）」が新たにシアトル、デンバー、ワシントンDCエリアへの出店を決めた。シアトルは今秋を、初の内陸州への出店となるデンバーとワシントンDCは2016年上半期までのオープンを予定している。

　これまでユニクロの米国展開は、主にニューヨークを中心とする東海岸エリアと、ロサンゼルスを中心とする西海岸エリアに密集しており、米国におけるグローバル展開の次なるステップとして、デンバーやワシントンDCエリアの内陸州が店舗地に選ばれた。3店舗は全て大型商業施設内に出店し、共にメンズ・ウィメンズ・キッズラインを揃える。ワシントン州シアトルの「タイソンズ・コーナー・センター（Tyson's Corner Center）」店は約930平方メートルの面積で、ワシントンDC「ベルビュー・コレクション（The Bellevue Collection）」店は約1,200平方メートル、コロラド州デンバーの「デンバー・パビリオンズ（The Denver Pavilions）」店は約2,050平方メートルの広さになる予定。

　米ユニクロのCEOラリー・マイヤー（Larry Meyer）は「このような新しいマーケットに、店舗を拡大し続けることが出来て非常に嬉しいです」とコメント。同社は現地で雇用を創りだし、地元の企業と協力してCSRの分野でも率先していくという。

　ユニクロは、2006年のソーホーニューヨーク店を皮切りに、ニュージャージー、コネチカット、フィラデルフィア、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルスと現在までに約40の店舗を全米で展開している。新規出店する3店舗のほか、今夏ボストンのファニエル・ホール内とシカゴのミシガン・アベニュー沿いに、来年にはカナダのトロントへの出店計画を発表した。