掲載日
2012/01/04
2012/01/04
中国、アフリカの綿花生産国との協力支援を強化
掲載日
2012/01/04
2012/01/04
世界第1位の綿花生産国である中国は、マリ、ベナン、チャド、ブルキナファソへの綿花生産支援計画を発表した。中国はこれら諸国に対し、農業機械や肥料を提供するほか、現地での独自の生産体制確立に向けた技術支援を行う。
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今回発表された中国による支援計画は、世界貿易機関(WTO)によるドーハ・ラウンド(ドーハ開発アジェンダ)に基づくもの。これにより、中国にとっては、アフリカで生産される綿花の一部を確保することが可能となる。世界でも最も綿花の消費量が多い中国では海外生産への依存が高まっており、2011年1〜11月期の中国の綿花輸入量は前年同期比8.4%増の257万トンとなった。
国内での需要増加や賃金引き上げに対応するため、将来的には中国繊維産業の海外移転も視野に入れているものと見られるが、中国の陳徳銘商務相はこれについて、「非常に長期的に見た場合にのみ検討可能」と述べている。
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