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掲載日
2012/10/12
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今治織物工業協同組合が倒産 タオル産業衰退の影響
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2012/10/12
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今治タオルの共同染色を目的に1951年に設立された今治織物工業協同組合が、9月27日をもって松山地裁今治支部から破産手続開始決定を受けていたことが分かった。東京商工リサーチによると、負債は約44億8000万円。
「今治タオル」で有名な愛媛・今治市に本社を置く今治織物工業協同組合は、地元タオル業者向けに綿糸等の共同購入・卸売を行う一方で、不動産賃貸業を併業。関連会社でホテルやゴルフ練習場を運営し、経営多角化を進めて2000年3月期の年売上高は約13億5000万円を計上していた。
だが、国内におけるタオル産業の衰退を受けて組合員の倒産・廃業が相次ぎ事業収入は悪化。また「ホテルアジュール」を運営していた関連会社ナウシスが2011年に民事再生法の適用を申請し、今治織物工業協同組合は同社への積極投資で多額の負債を抱え2012年1月に総会の決議により解散。事業整理を進めていた。
また、関連の不動産賃貸業者である今治アール・シーも同日に松山地裁今治支部より破産手続開始決定を受けており、負債は2社合計で約57億1500万円となる見込み。
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