三越伊勢丹ホールディングスが5月12日、羽田空港に「イセタン 羽田 ストア」のメンズ2号店とウィメンズ1号店の出店を発表した。羽田空港は3月末に国際線旅客ターミナルが拡張され、国際便が大幅に増加するなど利用客の拡大が見込まれている。三越伊勢丹は、空港の立地特性を踏まえた新しい店舗モデルを確立し、空港店舗ビジネスの拡大を検討していくという。

　「イセタン 羽田 ストア」は、2012年4月に日本空港ビルデングが営業する店舗を伊勢丹がプロデュースし、共同運営する形で初出店。紳士洋品や雑貨、飲食を編集し、充実した時間を過ごすための旅のスタイルを提案してきた。これに続くメンズ2号店は、 6月13日に国内線第2旅客ターミナル2階にオープン。営業面積約440平方メートルの空間で、質の高いモノとコトを提案する高感度ストアを目指す。

　初のウィメンズストアは、国内線第1旅客ターミナル2階に、7月18日にオープン。営業面積約600平方メートルに伊勢丹新宿本店婦人フロアのファッションの商品構成を導入し、女性のためのトラベルワードローブを提案する。トレンドファッションをはじめ、「Hyke（ハイク）」「minä perhonen（ミナ・ ペルホネン）」「Muveil（ミュベール）」「Yokochan（ヨーコ チャン）」といった東京デザイナーとのコラボレーションを展開。また、店内に「Rose Bakery（ローズ・ ベーカリー）」の新コンセプト店やジュースバー「Sky High（スカイハイ）」、ネイルケア専門サロン「uka （ウカ）」を併設する。