住友商事が、京都市伏見区の商業施設「Momo（モモ）」を今年10月に取得し、2015年初夏に向けて2段階の大規模リニューアルを実施する。改装に伴い施設名を「Momoテラス（モモテラス）」に改称し、駅前型商業施設やテラスモール湘南など大規模リージョナル・ショッピングセンターの開発・運営を通じて培ったノウハウを活用。地域の"圧倒的"ナンバーワンの商業施設へと再生・発展させることを目指すという。

　1996年11月に竣工した「Momo」は、今年10月から住商アーバン開発が運営し、営業を継続しながらリニューアル準備を開始する。住友商事グループは、商業施設を「人々の豊かな生活を支え育む生活拠点」であるべきと考えていることから、今回の再生事業では食品ゾーンを拡充し、都市生活サービス機能を反映させる「まちづくり型商業開発」を採用。「街」の魅力を向上させ、永続的な地域の振興・活性化に繋げる。

　来夏、グランドオープンを迎える「Momoテラス」の敷地面積は約49,500平方メートル。エントランスの環境改善やメイン導線の明確化、サインの見直し、アウターモールのテラス化といった「居心地の良さ」を落とし込んで改装工事は行われる。具体的な出店テナントや改装計画などの詳細情報は、今後、順次公表される予定だ。