fashionsnap
2017/04/26
前年比で300%成長、韓国発の若手ブランド「キンダーサロモン」が好調
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2017/04/26
韓国のウィメンズブランド「キンダーサロモン(Kinder Salmon)」が好調だ。デザイナーのミン・サン・パーク(Min Sun Park)がソウル・ファッションデザイン大学在学中に立ち上げたブランドで、韓国や日本を中心に商品を展開。価格をおさえたスタイリングしやすいアイテム提案が功を奏し、2016年は前年比で約300%の売上を達成した。
2013年にデビューしたキンダーサロモンは、インディペンデントな女性に向けたハイストリートとフェミニンスタイルを提案しており、2014年春夏シーズンにはソウルコレクションに初参加した。スタイリングしやすいアイテム作りを意識し、価格帯はドレスで2万〜3万、トップスで1万〜2万、アウターで3万〜4万、ボトムスで1万5,000円〜2万5,000円に設定。韓国、ロシア、中国、香港の他、国内取り扱い店舗はベイクルーズが展開するスローブ イエナ(Slobe Iena)、大阪のクレオパトラ(Cleopatra)、東京・代々木上原のデルタ(Delta)で、これまで韓国のスケジュールでコレクション展開していたが時期を早めたこと、ブランドの知名度が高まったこと、積極的に営業を行ったことをきっかけに売上が伸長したという。
「ファッションは感覚的に造りだされ、伝達する言語のようなもの」というミン・サン・パークの考えのもと、海外販路の拡大を意識してビジュアル作りにも力を入れており、2017−18秋冬コレクションでは一人の女性をイメージして感覚的に表現。韓国と日本の市場の違いについてミン・サン・パークは「韓国は、コンテンポラリーデザインのジャンルを強化している傾向がある一方、日本は多種多様な個性を象徴したデザインが普及している」と語っており、画一化されず自由にスタイリングを楽しむ日本市場との親和性の高さに手応えを感じているという。今後は、完成度の高いコレクションを作り上げていく環境を整えながら、顧客とのコミュニケーション等を通じてブランドの発信を強化していきたい考えだ。
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