森ビルが特定建築者として建設している「虎ノ門ヒルズ」の開業日が、6月11日に決定した。地上52階建て、高さ247メートルの超高層複合タワーで、オフィスや住宅、商業施設、約6,000平方メートルのオープンスペースなどで構成。上層階には日本初進出のホテル「Andaz Tokyo（アンダーズ 東京）」を導入する。

　延床面積24万4,360平方メートルの「虎ノ門ヒルズ」は、東京都が外国企業の誘致を推進する「アジアヘッドクォーター特区」に位置けられており、東京を代表する新たなランドマークとして、東京ならではの魅力を世界に発信していくという。「虎ノ門ヒルズ」の建築は、東京都が施行して68年の歳月をかけて3月末に開通予定の環状第二号線の整備と一体的に進行され、5月末に竣工予定。環状第二号線地上部の「新虎通り」は、東京の新たなシンボルストリートとして整備される予定だ。

　地下5階〜地上52階のうち、1階から4階を構成する商業施設には、世界各国の料理を提供する飲食店舗やオフィスワーカーをサポートするサービス店舗など24テナントの出店が決定。「ビストロ」「カフェ」「エピスリー」が融合した日本初の食の複合ショップ「Pirouette（ピルエット）」やオーナーシェフ渡邉明氏が料理で箸の魅力伝える新業態「above Grill&Bar（アバーヴ グリル＆バー）」をはじめ、表参道や神楽坂、五反田、香港で人気の飲食店舗やNy発「Sula Nyc」のデイ・スパ新業態「Sula NYC Tokyo」などが出店する。47階～52階の「Andaz Tokyo」は内装に和の要素を取り入れ、客室は164室用意。51階にはメインダイニングの「アンダーズタヴァーン」、最上階の52階にはルーフトップバーとイベントスペース、独立型のチャペルを設ける。