日本のアパレル・小物製品、欧州での品質評価はトップ　

by

Kanako NISHIO

掲載日
2017/02/01

　フランスのパリ商工会議所 経済観測センター（Coe-Rexecode）が発表したレポート『La compétitivité française en 2016（フランスの競争力2016年版）』によると、欧州のアパレル・小物産業における国別評価ランキングにおいて、日本の製品が品質満足度1位となった。

　調査対象は、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、英国の欧州6ヵ国における大手輸入業者480社。フランス、ドイツ、イタリア、英国、中東欧諸国、米国、日本、中国、アジア諸国という10の国・地域の製品や生産者について3段階での評価を依頼し、獲得ポイント数を集計、ランキング形式にしている。

 　同レポートのアパレル・小物カテゴリにおいて、日本は品質のランクで首位に、技術的革新性においてもイタリアに次ぐ2位となった。また、価格に対する評価は10位と低かった一方で、品質と価格の関係に対する総合評価では2位につけた。

　さらに、薬局用品・衛生および美容製品のカテゴリにおいても、品質はドイツに次ぎ2位、そして技術的革新性においては1位という結果だった。