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fashionsnap
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掲載日
2012/01/20
2012/01/20
東京20ブランドが挑んだイタリア「Versus Tokyo」5千人超が来場
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2012/01/20
2012/01/20
イタリアのメンズプレタポルテ見本市「Pitti Immagine Uomo(ピッティ・イマージネ・ウオモ、以下 Pitti Uomo)」で初開催された「Tokyo Fashion Week In Italy」のコンテンツ「Versus Tokyo」が、大盛況に終わった。吉井雄一氏のディレクションにより、20ブランドが出展。展示会4日間とパーティーに、のべ5000人超が来場した。
日本ファッション・ウィーク推進機構による「Tokyo Fashion Week In Italy」は、経済産業省クリエイティブ産業課のクール・ジャパン戦略推進事業(海外展開支援プロジェクト)の一環として、日本のクリエイションを世界に発信することを目的に初めて実施された。イタリア・フィレンツェで1月10日〜13日に開催された「Pitti Uomo」において日本を拠点に活動している20ブランドの特別展示会「Versus Tokyo」を実施し、その後ミラノのショールームで2月10日まで(予定)受注会を開催。世界中からバイヤーが集まる場所から、東京のファッションシーンが面白く、また元気がある事をアピールするし、グローバル市場に向けたビジネス拡大を目指した。
「フレッシュでモダンなTOKYOを見せたい」というオーガナイザー吉井氏の考えから、「Versus Tokyo」に将来性のある新進ブランドを多くラインナップ。参加20ブランドは、過去に販売して実績のあったアイテムを2012年版にアップデートし、各2〜3型を出展した。「Phenomenon」では、人気シリーズ「LOOP MA-1」を別注色の9色展開で出展し、デザイナーのオオスミ氏と吉井氏がデザイナーを務める新ブランド「MR.Gentleman」のビジュアルを展示。「Facetasm」は、「最後の晩餐」やイーグルの刺繍を施したウェアやキルトパンツをセレクト。会場内には、「mastermind JAPAN」のアイコンであるスカルのぬいぐるみが入ったSEGA社のコインゲーム「キーマスター」を設置するなど、来場者が楽しめる仕掛けを用意した。一方、「Fugahum(フガハム)」のアートディレクター三嶋章義氏のディレクションするエリアでは、アニメ「エヴァンゲリオン」をモチーフに独自に構築されたファッションアイテムを展開するプロジェクト「Radio Eva」の新たな実験を試みた。
プレス関係者やバイヤーなど、「Versus Tokyo」に訪れた来場者は連日1000人以上。パーティーには1500人超が来場した。予想を上回る反響を受けて初の「Pitti Uomo」を終えた吉井氏は、「Pittiというややコンサバでクラシックなプロダクトが並ぶ展示会の中では、際目立ったイベントだったのではないか」と好感触。しかし「実際にオーダーがどれだけつくかが本当の手応え」とし、本格的なセールスとなるミラノのショウルームに期待を寄せた。ユーロ安という厳しい状況の中、ミラノでは初日から2日間で10件以上のオーダーが入っており、「出足としては絶好調」だという。
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