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掲載日
2018/10/23
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東京ファッションウィーク総括:若手デビューと"卒業生"の凱旋、東京は再び憧れの地になり得るか

掲載日
2018/10/23

 先日閉幕した「Amazon Fashion Week Tokyo 2019 S/S」は、一般招待や音楽イベントなど消費者向けの施策を打ち出し認知を高める一方で、初参加ブランドや海外で活躍するブランドの凱旋ショーが目立ち、東京ファッションウィークに再び「夢」や「憧れ」をもたらそうという意欲が感じられた。
 
 
瑞々しい感性が際立った「コトハヨコザワ」


Kotohayokozawa SS 2019 - Image: Fashionsnap.com


 今季の東京ファッションウィークは、51ブランド中20組が初参加というかつてないフレッシュなラインナップとなったが、中でも「コトハヨコザワ」の瑞々しくクリエイティブな感性は際立っていた。
 
 「身の回りにあるもの」や「日常」にインスピレーションを得るデザイナーは少なくないが、1991年生まれの横澤琴葉は若々しい感性で脱構築的な衣服をプレイフルに昇華。ブランドの定番アイテムである薄手のパッチワークカットソーに、レースのランジェリーやニット、メッシュ、さらにはカットしたスイムウェアなどをレイヤードしたルックは、それこそワードローブをひっくり返して継ぎ接ぎしたかのようだが、どこかレトロでポップな色使いと軽やかで曲線的なシルエットが上手く全体をまとめ上げている。他にも、スカートがキャミソールに変化する2wayのアイテムや袖と首だけを分離して残したジャケット、デニムを半分破いてインナーを覗かせたり、スカートの上に別のトップスをそのまま吊り下げてあったり、一見奇抜なアイディアも、アーティスティックになり過ぎずあくまでもリアルな提案に落とし込んだ。アクセサリーとして取り入れた洗濯ばさみやクリップ、日用品を並べたプリントなど、見慣れた消耗品を切り貼りして再構築してみせる手腕はポップアートを思わせる。

 同じく初参加となった小高真里の「マラミュート(Malamute)」も、等身大のクリエイティビティを見せてくれた。ニットを得意とするブランドだが、中でもオープニングを飾ったバラモチーフの黒いニットドレスは印象的だった。また、スカーフやデニムとニットとの組み合わせや、レースとクロシェットをパッチワークにしたキャミソールなど、柔らかい素材とイレギュラーなシルエットで現代的な女性像を表現した。
 

機能と洗練、一貫した姿勢が潔い「ハイク」

Hyke SS 2019 - Image: Fashionsnap.com


 ブランドとして成熟し始めると海外へ"卒業"してしまう向きも多いなか、しっかりと地に足が着いた今の「東京」を見せてくれたのは、特に「ハイク」と「ドレスドアンドレスド」だ。
 
 2013年に設立した「ハイク(Hyke)」。吉原秀明と大出由紀子は「グリーン(Green)」時代に毎シーズンショーを行っていたが、「ハイク」としてはこれが初の本格的なランウェイ形式となる。ブランドの核である「ミリタリー」を再解釈したコレクションも、今季はよりエレガントかつクリエイティブにアップデートされていた。ミリタリーパーカにシアーなプリーツを合わせたルックや、3回目を迎える「ザ・ノース・フェイス(The North Face)」とのコラボレーションによるクリーンなアウトドアアイテムは健在ながら、今季は「表」と「裏」で遊んだ着こなしが新鮮だ。オーバーサイズのシャツ、ミリタリーディテールのドレス、デニムジャケットなど、裏を前として着ることで、背中のギャザーや詰まった襟元がアーティでありながら却ってフェミニンなムードを感じさせる。色使いも、白、黒、カーキに加えてビビッドな赤や爽やかなブルーとホワイトのストライプ、そしてデニムのブルーなどが登場した。コラボアイテムでは、キャップやソックススニーカーが目を引く。
 
 新体制になって初のコレクションを発表した「ドレスドアンドレスド(Dressedundressed)」も、一見スリークなウェアに様々なユーモアを混ぜ込んでシュールな世界観を表現してみせた。シュールな世界観に合った演出はランウェイショーならではの面白さを伝えている。

 
「アンリアレイジ」15年の歩み

Anrealage SS 2019 - Image: Fashionsnap.com


 アマゾン ジャパンによる「At Tokyo」プログラムでは、「アンリアレイジ(Anrealage)」がブランドの集大成とも呼べる壮大なショーを行い、印象に残った。2003年にブランドを立ち上げた森永邦彦は、2005年秋冬シーズンで東京ファッションウィークにデビュー。その後、2014年にパリへ発表の場を移している。
 
 「日常の中の非日常」をコンセプトに新技術を駆使したクリエーションが特徴だが、やはり今回も光を効果的に用いた演出でブランドのDNAを表現した。「A Light Un Light Collection」というタイトルのもと、最新の2019年春夏コレクションから2015年春夏のパリデビューまで、過去のクリエーションが光と闇のコントラストに浮かび上がった。100のルックを通して見えてくるのは、森永の試行錯誤と、テクノロジーの硬さが徐々に体と布になじんで美しい服になっていく過程だ。アマゾンのインタビューでも、「ただその技術を日常化して、洋服に乗せるってことができなければ、技術倒れになってしまいがちです。技術が素晴らしければ素晴らしいほど、洋服がその技術に対して戦わないと本当に負けてしまいますからね」と語っていた。また、「Brand Store」で販売されるスペシャルアイテムの中でも、アマゾンの段ボールにインスパイアされたトレンチコートはランウェイにも登場して目を引いた。
 
 

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