掲載日
2016/12/12
2016/12/12
毛皮反対運動、ロンドンの「ルイ・ヴィトン」旗艦店を一時閉鎖に追い込む
掲載日
2016/12/12
2016/12/12
12月10日、ロンドンのボンドストリートにある「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」旗艦店が、毛皮反対運動により一時的に閉店する事態となった。
集まった30人余りの活動家は、「Wear your own damn skin(自分の皮を着ておけ)」、「Their fur is theirs to wear(動物の毛皮は彼ら自身が着るためのもの)」といったスローガンを載せたプラカードを掲げ、店の入り口を封鎖したという。クリスマス商戦の真っ只中の出来事だ。
店内への侵入は警備員により阻止されたものの、通常の閉店時間より1時間以上早い午後4時の時点で店じまいをする判断が下った。
既に店の中にいた客数名は外へ出られず、警察に伴われ防護シャッターのから数度に分けて脱出することに。しかし、毛皮を身に着けていた人々は身の安全のため内部にとどまった。
昨今のロンドンでは、世論の変化もあり、毛皮を身に着ける人口自体が少なくなったため、反対運動の数も減少している。毛皮商品を販売している店の多くは、目立たぬよう気を付けているのが現状だ。
一方、ランウェイでは毛皮の使用も増えており、ロンドンでもデザイナーズブランドの店舗では毛皮製品が以前より目につくようになった。
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