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掲載日
2012/09/18
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無印良品初代アートディレクター田中一光展 ミッドタウンで開催
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2012/09/18
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良品計画が、20世紀の日本グラフィックデザイン界を代表するデザイナー田中一光の展覧会「田中一光展」を「Muji 東京ミッドタウン」で9月21日から10月28日まで開催する。「無印良品」で約20年間、「感じ良いくらし」を発信するべくアートディレクターを務めた田中一光の没後10年となる今年、グラフィックを通じて同氏の作品を紹介。東京ミッドタウン内のデザイン施設「21_21 Design Sight」でも、9月21日から田中一光の創作の軌跡をたどる企画展「田中一光とデザインの前後左右」がスタートする。
「田中一光展」は1980年の立ち上げ以来、2002年まで「無印良品」の企業イメージ戦略をデザイン面からサポートしてきた田中一光にフィーチャーした展覧会。「Muji 東京ミッドタウン」を皮切りに、11月16日から12月16日まで「Muji キャナルシティ博多」、12月28日から2013年1月20日まで「無印良品 有楽町」で開催予定。1991年に開店した英国1号店「Muji West Soho」のオープン記念ノベルティとして配布された風呂敷の復刻版(税込1,550円)や、田中一光自らがデザインし商品化したスケジュール帳(税込714円)も「Muji 東京ミッドタウン」や「Muji 銀座松坂屋」、「Muji 新宿」など限定20店舗で展開する。
田中一光は1930年に奈良で生まれ、京都市立美術専門学校(現・京都市立芸術大学)を卒業後、鐘淵紡績や産經新聞を経て57年に上京。63年から田中一光デザイン室の主宰を務め、日本万国博覧会政府館の展示設計や札幌冬季オリンピック大会の企画、展示設計など多方面で国際的に活躍してきた。73年から西武流通グループ(現・セゾングループ)のアートディレクターに就任し、店舗空間や環境デザイン、「無印良品」のアートディレクションなどを担当。その他、「ギャラリー・間」や「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」(DNP文化振興財団)などの運営にも尽力しており、茶人「宗一(そういつ)」として「現代の茶の湯」の在り方を広めたことでも知られている。
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