第90回ピッティ・ウオモ、盛況のうちに閉幕　日本からも多数来場

by

Dominique Muret

掲載日
2016/06/20

　イタリア・フィレンツェで6月14日～17日に行われたメンズ展示会「ピッティ・ウオモ（Pitti Uomo）」第90回は、盛況のうちに幕を閉じた。新しいプログラムやスペシャルイベントの数々が成功を収め、出展者数だけでなくバイヤーの数も増加したという。

　出展者1222社、うち新規参加248社を迎えた今回。バイヤーの数も前年比2.5%増の2万500人を記録し、合計来場者数は3万人以上に上った。
 
　イタリアのバイヤーが3％増の1万2100人、そして海外からのバイヤーも2.4%増の8400人が来場したと主催者側。

  
　ヨーロッパ勢は、イギリスからが18％増、次いでベルギーが7％増、ドイツが5％と伸びた。また、ここ数シーズン下降の一途を辿っていたロシアからも10％と来場者数は増加。

　一方で、唯一の減少となったのは、交通機関のストライキなど悪条件が重なったフランスからの来場だ。
 
　その他、中国からが大きく伸びて14％増、アメリカは3％、日本が4％と伸びた。

　「ポルトガル、デンマーク、メキシコ、オーストラリア、南アフリカ、シンガポール、マレーシア、台湾についても、大勢が来場した」と主催者側は明かす。
 
　合計来場者数の上位15ヵ国を見てみると、ドイツからが最多で、次いで日本、スペイン、イギリス、オランダ、中国、フランス、トルコ、スイス、ベルギー、アメリカという結果になっている。