掲載日
2011/12/13
2011/12/13
綿花の生産量、2012〜2013年は6%減の見通し
掲載日
2011/12/13
2011/12/13
2012〜2013年の綿花生産量は6%減の2,510万トンとなり、供給不足が予想されている。国際綿花諮問委員会(ICAC)はこの生産量減少について、2010〜2011年の綿価格高騰に続く価格下落が原因であると説明。世界の綿花栽培面積も8%減少し、3,330ヘクタールまで縮小すると見られている。
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2010〜2011年の記録的な綿価格高騰を受け、多くの農家が2011〜2012年に向けて綿花の栽培を開始したことから、先シーズンの綿花生産量は8%増の2,690万トンまで上昇した。しかし、生産量の増加は綿価格の下落を招き、一部の農家は綿花栽培を止め、他作物に転向し始めている。
国際綿花諮問委員会(ICAC)は、特にアジアでの需要の高まりを受け、2012〜2013年の綿需要は2.6%増との見通しを発表しており、供給不足の懸念も出てきている。中国(世界生産量の26%)やインド(同22%)など、綿花生産諸国の大半で生産量減少が予想されるが、ウズベキスタン、米国、オーストラリアでは生産量は維持されると見られている。
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