資生堂、「センター・オブ・エクセレンス」体制を完成　世界展開を強化

by

Kanako NISHIO

掲載日
2016/10/11

　資生堂は、フランス・パリに新設した「フレグランス センター・オブ・エクセレンス」の責任者として、ナタリー・ヘロイン・キャメル（Nathalie Helloin Kamel）氏を任命したことを発表した。これにより、フレグランス、スキンケア、デジタル、メーキャップ、4つの「センター・オブ・エクセレンス」（以下、COE）の体制が完成する。

　資生堂は中長期戦略「Vision 2020」に基づき、スキンケアは日本、メーキャップおよびデジタルを米州、フレグランスを欧州と、各カテゴリーにおいて影響力を持つエリアにそれぞれ拠点となるCOEを設置。情報収集や戦略立案、商品開発などを主導し、グループ全体のマーケティングに適用する構想を取り入れている。

　先日は資生堂EMEAが同地域における戦略をパリで発表し、全世界のフレグランス市場でシェア9％獲得を目標に掲げた。