髙島屋大阪店が改装 「次世代キャリア」向けゾーン新設

　髙島屋大阪店が春の改装として、「次世代キャリア」に向けた売場を拡充する。3階に新たなゾーンを設け、3月1日にオープンする「ミラ オーウェン（Mila Owen）」などのコンテンポラリーブランドを導入。婦人服売場は、2010年春の増床第1次オープン後も5年間で改装を続け、今回で売場の1/3以上が刷新されることになる。

　髙島屋大阪店が出店する周辺エリアは商業集積により競合が激化しているが、継続的に売場の改良を進め、これまでに4期連続で増収を達成。25歳～44歳の女性を戦略ターゲットにしており、2013年春にはナチュラルテイストの衣料と生活雑貨を融合したライフスタイル提案型ゾーン「F's Closet」を新設したほか、2014年春にはトレンドに敏感な女性に向けた自主編集の衣料や雑貨売場を強化するなど、独自性のある取り組みを行ってきた。今回の改装では、3階中央ゾーンを中心にリニューアル。国内大手アパレルメーカーの主力ブランドで構成され同業内での同質化が課題だった売場の感度を高め、「次世代キャリア」の獲得を目指す。

　新設される次世代キャリアゾーンには、マッシュホールディングスから2014年春にデビュー後順調に店舗を拡大する「ミラオーウェン」やハンサムカジュアルなスタイルを提案する「バンヤードストーム」、「アナトリエ」、「ヴィンス」といった従来の百貨店ブランドの枠に捉われないショップが出店。既存取引先では「メゾン カリテ」などの新業態ブランドを取り入れ、他にも各階に「ワイズ（Y's）」等のブランドを新規導入する。