AFP-Relaxnews
2015/12/02
クチュリエの技が光る「シャネル」メティエダールコレクション イタリア映画とパリの街に捧げるオマージュ
AFP-Relaxnews
2015/12/02
刺繍、羽細工、製靴、レースなど、フランスの伝統技術を詰め込んだ「シャネル(Chanel)」の15-16年メティエダール(Métiers d’Art)プレフォールコレクションが、ローマの 映画都市チネチッタで発表された。 ショーの会場となったのは、フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督ゆかりの第5スタジオだ。
ショーは、クリスティン・スチュワート(Kristen Stewart)とジェラルディン・チャップリン(Geraldine Chaplin)出演の短編ムービー、「Once and Forever」で幕を開けた。ランウェイは、白黒映画の時代のパリを再現したデザインだ。
銀幕に映る古き良き花の都と、最先端のファッションの都、「パリ」の持つ2つの顔を落とし込んだコレクションは、ロマンティックでありながら大胆さを併せ持つ。
パステルカラーのざっくりしたセーターなど、凝ったディテールが甘いムードを醸し出すニットウェアが、コレクションにドリーミーな色を添えていた。また、ピンクのリボンベルトがついたパフスリーブのドレスも、パリの詩的な一面を上手く切り取ったアイテムだ。
勿論甘い要素ばかりではなく、グラマラスなブラックレザーのミニドレスやピーコート、レースストッキングにペンシルスカート、クロップトップといった、セクシーでヴァンプなイメージも取り入れられていた。
「シャネル」を象徴するクラシックツイードも様々なアイテムで用いられていたが、中でもケープ風のシルエットやパンツスーツなどは、高く盛られたビーハイブヘアとアイラインの強いメイクと相まって、60年代風の雰囲気に仕上がっていた。他にも、ツイードを用いたオーバーサイズのコートやトレンチを、ランジェリー風のフェミニンで軽やかなドレスとスタイリングすることで、無造作なパリシックを見事に表現したルックも。
【関連動画】「シャネル」メティエダールコレクション パリ-ローマ
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