3月3日から11日までパリで開催されるファッションウィークのスケジュールが決定した。約100ブランドが、オンスケジュールで2015-16年秋冬プレタポルテ（既製服）コレクションを発表する予定。初日には、前回に続き2回目の参加となる「アンリアレイジ（Anrealage）」がショーを開催する。

　パリ高級服飾組合 （La Chambre Syndicale de la Couture Parisienne / 通称 サンディカ）が発表した公式スケジュールでは、3月3日10時の「ルシアン・ペラフィネ（lucien pellat-finet）」を皮切りに、パリ市内の各所で約1時間おきにファッションショーが開催される。日本人デザイナーでは、川久保玲が手がける「Comme des Garcons（コム デ ギャルソン）」、渡辺淳弥が手がける「Junya Watanabe Comme des Garcons（ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン）」、宮前義之が手がける「Issey Miyake（イッセイ ミヤケ）」、山本耀司が手がける「Yohji Yamamoto（ヨウジヤマモト）」、津森千里が手がける「Tsumori Chisato（ツモリチサト）」、島田順子が手がける「Junko Shimada（ジュンコ シマダ）」、高橋盾が手がける「Undercover（アンダーカバー）」、阿部千登勢が手がける「sacai（サカイ）」がオンスケジュールで参加。先シーズンにパリコレ初参加にしてオンスケジュール入りしたしたデザイナー森永邦彦による「アンリアレイジ」のショーは、9月23日17時（日本時間 24日0時）から、前回と同じく17世紀に設立された歴史ある美術学校Beaux-Arts Salle Melpomene（ボザール メルポメーヌ）で開催が予定されている。

　今回の注目ブランドとして、6日に「イーチ × アザー（Each × Other）」が参加。同日にはジョン・ガリアーノ（John Galliano）がクリエイティブ・ディレクターに就任しブランド名を変更した「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」が、ウィメンズ初のプレタポルテコレクションを発表する。また「エルメス（Hermès）」は、アーティスティック・ディレクターがクリストフ・ルメール（Christophe Lemaire）からナデージュ・ヴァネ＝シビュルスキー（Nadège Vanhée- Cybulski）に交代し、初のウィメンズコレクションを9日に発表する。