ロレアル、第1四半期は5%の減収見込む

　ロレアル（L'Oréal）グループは、第1四半期に5%程度の減収を予想していると発表した。また、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、通期目標の設定は保留としている。

　「現在の状況が打開できる具体的な日付が見えてこないため、予想は保留とする」とグループ側。
 
　「4月16日に予定している第1四半期の決算発表の際にはより詳しい情報を伝える」とし、「前年同期比5%程度の減収になる見込み」だという。

　世界中で感染が拡大し、各国が実店舗の閉鎖や外出規制といった措置をとっている状況で、「セルフケアや美容関連の商品の消費については、今後数ヶ月に渡りさらに大きな影響が出るおそれがある」とも説明している。
 
　一方で、「中国の消費は順調に回復している」とも強調した。
 
　また、4月21日の定時株主総会は、6月30日に延期されることが決定している。配当金と支払日に関しても追って詳細を決める予定だ。