ワールドが、中国とASEAN地域の出店を強化する。昨年12月に新会社 世界連合時装（上海）有限公司とWorld（Cambodia）Co.,Ltd.を設立。4月25日にはワールド初のグローバルストア「Flaxus Tokyo（フラクサス トーキョー）」の1号店を、イオンモール蘇州呉中（ソシュウゴチュウ）に出店した。

　ワールドは、海外事業として百貨店チャネルを中心に中国や台湾、韓国、香港に約120店舗を出店している。さらなる海外成長を視野に中国とカンボジアの新会社は立ち上げられ、特に中国では新しい価値観やライフスタイルを持つニューファミリー層が消費を牽引、新たなマーケットに対応した大型ショッピングセンターの開発が進められていることから、市場拡大に注力する。

　「Flaxus Tokyo」の1号店の店舗面積は、492平方メートル。「A Touch of Tokyo」をコンセプトに、「デイリーコンフォートクローゼット」「アーバンスタイルクローゼット」「メンズクローゼット」「キッズランド」の全4ゾーンで構成する。モノ消費以外に、自分で描いた絵がモニターで動き出すデジタルコンテンツ「Bird World（バードワールド）」を設置するなど、家族で楽しめるコト消費の空間も提供。取り扱いブランドは「HusHusH （ハッシュアッシュ）」や「Ozoc （オゾック）」、「AG by aquagirl （エージー バイ アクアガール）」、「The Shop Tk Mixpice （ザ ショップ ティーケー ミクスパイス）」で、2014年春夏シーズンの価格帯は99元〜919元。20代から40代のニューファミリー層をターゲットに、"東京の今"を提案するという。