双日インフィニティ、「テッド ベーカー」と国内小売ライセンス契約を締結

by

Sandra Halliday

掲載日
2019/08/28

　双日傘下の双日インフィニティが、「テッド ベーカー（Ted Baker）」と日本における小売ライセンス契約を締結した。今まで英国のブランド本社が直接運営してきた日本事業は、10月1日付で双日インフィニティに移管される。

　テッド ベーカー社と5年間のライセンス契約を結んだ双日インフィニティは、「国内市場に関する知識と経験を活かし、日本における『テッドベーカー』の長期的な成長を加速させる」という。
　
　テッド・ベーカーは、他にも各国で計16社と同様の契約を結んでいる。
 
　過去数年間にわたり日本市場に投資し、ブランドの認知と発展に努めてきたという同社は、現在国内で直営店5店舗を展開する。「双日インフィニティは、既存の店舗網に基づき、コンセッションを拡大するほか、『テッド ベーカー』のオンラインでの発展にも投資していく」とも説明した。

　「日本における『テッド ベーカー』ブランドの成長が新たな段階に入ることを非常に楽しみにしています。『テッド ベーカー』を日本の消費者に紹介すべくこの数年間投資を行ってきましたが、新たな小売ライセンスパートナーを得たことで、既存のプラットフォームに基づきより長期的な成長を遂げることができると考えています」とテッド ベーカーのリンジー・ペイジ（Lindsay Page）CEO。
 
　「『テッド ベーカー』ブランドにとって、日本は重要な市場になり得る長期的なポテンシャルを秘めていると考えています」とも付け足した。
 
　最近ではグレーターチャイナで合弁会社を立ち上げたが、今回の契約がアジア事業の再編を補完する形となる。
 
　双日インフィニティの小野浩平代表取締役社長も、「ブランドは国内市場でより多くの消費者に訴求できる可能性を持っている。店舗、コンセッション、オンラインなどを通じてブランドを構築する我々の知識と経験が、テッド ベーカーに付加価値を与えることでしょう。共に歩めることを楽しみにしています」とコメントしている。