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AFP
掲載日
2017/11/22
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日本の靴職人に注目集まる 新しいシューメイキングの聖地に

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AFP
掲載日
2017/11/22

 福田洋平が靴作りを学びにイギリスに旅立ったのは、2000年代初頭のことだった。ヨーロッパの伝統である製靴において故郷の日本が注目を浴びる日が来るなどと、当時の福田は予想だにしなかっただろう。「ここ数年間で、日本にはビスポークシューズのアトリエが次々に誕生しています。東京近辺だけで少なくとも40はあるし、日本全国なら100近く見つかるかもしれない」と福田はAFPに語った。

福田洋平 2017年11月自身のアトリエにて - Kazuhiro NOGI/AFP


 東京・北青山に構えた店舗の2階に福田のアトリエがある。狭い階段を上ると、革と糊の匂いが漂った。その日は修行中の若い職人が5人いて、1920年代の英国家具を改造した作業台の上で仕事をしていた。それぞれに、新しく仕入れた革の検品をしたろ、靴底を縫いつけたりなどしている。
 
 ここには、ミシンは存在しない。サイズの測定から縫製まで、全てが一貫して手作業で行われる。「靴を一足仕上げるのに、大体120~140時間掛かる。ここでは年に80足くらいを作っています」と話す福田だが、時間を短縮することは考えていない。ただ、「良い靴を作りたい」という。海外からの顧客も多いが、彼らは時間も予算も費やすことを厭わない。完全オーダーで注文すると、最低でも1足に48万円は掛かる。


完璧を求めて
 
 日本では、2000年代から靴作りの文化が急速に発展した。インターネットの普及に加え、メンズファッションにおけるイタリアンクラシコの潮流が背景にある。その後十数年間で、雨後の筍のごとく製靴を教える学校も現れた。
 
 「ビスポークシューズは、細部にこだわる日本人の性分に合っている」と指摘するのは、専門学校ヒコ・みづので講師を務める山口麻利だ。「足というのはとても特別なもの。革が一枚一枚違うのと同じように、ひとつとして同じ形の足はない。手で仕上げるビスポークシューズは、革と足、この二つの不完全な要素を合わせて、どれだけ完全なものに近づけるか、その挑戦でもあるんです」と語る。
 
 「それに、日本では他の文化圏よりも靴について考える機会が多いのかもしれません。日に何度も履いたり脱いだりしますから」。

 
文化交流
 
 日本の職人は、早くも世界中から高い評価を集めている。「イギリスやイタリア、フランスといった靴作りの伝統があるヨーロッパの国々では、現在多くの日本人がアトリエで働いたり修行をしたりしています」。シューズに特化したブログ「Shoegazing.se」を運営するJesper Ingevaldssonはこう話す。「デニムなど他の分野でもそうですが、日本人は靴作りでも同じように、海外に行って学び、自国に持って帰ってきた上でそれを独自に発展させている」。
 
 「日本で一から作り出すということはないが、外からの視点が商品を発展させるのに役に立つ」と福田洋平。こうして、ヨーロッパと日本の製靴文化は互いに影響を与え合っている。フランスのシューズブランド「ジェイエムウエストン(J.M.Weston)」の財団が創設した奨学金プログラム、「ジェイエムウェストンアワード(J.M. Weston Foundation Awards)」に選ばれたクレマンス・ロシャール(Clémence Rochard)は、日本での研修を経験した。滞在期間の半分を過ごしたのが、福田のアトリエだった。
 
 職人訓練組織「コンパニョン・デュ・ドゥヴォワール(Compagnons du Devoir)」で学ぶロシャールは、研修の最後に着物の素材を使った靴を制作した。「日本ではこういう発想をする人はいないでしょうね」と福田は称賛する。
 

by Etienne BALMER

 

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