2018/12/19
日本空港ビルデング/羽田空港に滞在型商業施設「羽田ハウス」オープン
2018/12/19
日本空港ビルデングは12月19日、羽田空港第1旅客ターミナル5階に「The Haneda House」をオープンした。同日マスコミ向け内覧会を開催した。
「通過する場所から滞在する場所へ」をコンセプトに、全14店舗が入居。
「コト体験」を中心に、「羽田で過ごす」を提案する飛行機の離着陸を見ながら飲食ができるスターバックスコーヒー、オンワード樫山のオーダーメードスーツ店、スニーカーを充実させた「Adidas Brand Core Store」などをそろえた。
ANAが初めて手掛けるカフェ「ANA Hangar Bay Cafe by Pablo」、リラクゼーション施設「グローバル治療院」、「ファイテンショップ」、ヘッドスパの「Q’s for-rest」、オンラインで人気のヒールをカスタムできるパンプス専門店「Famzon」もオープンした。
同社の鷹城功会長は「空港を進化させ、羽田で遊ぶ、過ごすをメインに羽田ハウスを開発した。2020年に政府は訪日外国人4000万人を目指しており、オール羽田でお客様により喜んでいただける、利便性の高い施設にしていく」と述べた。
宮内豊久副社長は「羽田空港は1日当たり旅客24万人、従業者5万人が集う施設。世界的にチャンギやインチョンなど滞在型施設に力を入れている空港も多く、コト消費、カスタマイズを楽しむトレンドにも合わせ、楽しめる施設を目指した」。
「デザインは、NYのダウンタウンの街並みをイメージした遊び心を取り入れた。店は、15分でヘッドスパが楽しめる所から、レンタルオフィス、ノマドワーカーもゆっくりできるカフェがあり、様々なニーズに対応できる」と説明した。
サザビーリーグコンテンツ事業部のプロデュースの下、アメリカ西海岸の木造格納庫をイメージした温かみと開放感のあるデザインを採用した。
店内にはANAの機材や格納庫の写真、実際に使用されていた機体の部品や整備工具などもインテリアとして展示している。
このカフェは、ANAの新規事業開発などを手掛ける「バーチャルハリウッド」プロジェクトから生まれた。
機内やチェックインカウンターという空港以外でも顧客との接点を増やし、ANAをより身近に感じられるタッチポイントとして開設している。
アパレルでは、オンワードパーソナルスタイルが、最短1週間でオーダーメイドスーツが作れる「Kashiyama the Smart Tailor(カシヤマ ザ・スマートテーラー)」(面積64m2、営業時間10~22時)を出店する。取扱いはメンズのみとなる。
2着目以降は、採寸したボディデータをもとに、ECサイト上でデザインや素材を選択し、こだわりの1着をオーダーメイドすることが可能。
中心価格は4万円、エントリー価格は3万円から設定している。
2017年10月スタートしたカシヤマ ザ・スマートテーラーの店舗としては14店目となる。予約で採寸できるガイドショップ20店を合計すると34拠点を構えている。
2018年度同ブランドの売上高は36億円、販売数5万3000着を見込んでいる。
また、ランニング、トレーニングの高機能スポーツギアやスニーカーまで幅広いアイテムを展開する「Adidas Brand Core Store」(面積約82m2)も登場。
吸湿性、速乾性に優れたスポーツタイプのジャケット(3万5000円)などもそろえ、オンオフ問わず活躍するアイテムを販売している。
平均客単価は約1万2000円。
さらに、オンラインショップで好評の、ヒールの着せ替えができるパンプス専門店「Famzon」(営業時間10~20時)では、ボディとヒールのコーディネートは3000通り以上楽しめる。
ボディ(18種)1万5000円から、ヒール(200種以上)は2500円からで、平均客単価は3万~4万円。主要顧客は30~40代となっている。
そのほか、サングラスを専門に扱う「Izone New York」、フォールディングバイク(折りたたみ自転車)のパイオニアブランド「Dahon」、「Tern」の専門ショップも出店している。
ボクシングフィットネスの「B-Monster」、「ファイテンショップ」など健康とスポーツの専門店もそろう。
■The Haneda House
場所:羽田空港国内線第1旅客ターミナル5階
店舗数:14店舗
延床面積:約4000m2
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