アップルがメトロポリタン美術館特別展のスポンサーに、来年のテーマは「テクノロジー」

　アップル社が来年、毎年恒例のメトロポリタン美術館特別展覧会のスポンサーを務めることが明らかになった。アップル社最高デザイン責任者のジョナサン・アイヴ（Jonathan Ive）、米ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンター（Anna Wintour）、同館コスチュームインスティテュートのキュレーター、アンドリュー・ボルトン（Andrew Bolton）の3名が揃ってアップル本社での打ち合わせに参加した。

　来年5月に開催される展覧会のタイトルは「Manus x Machina: Fashion in an Age of Technology（＝手仕事×機械：テクノロジー時代のファッション）」と題され、ファッションクリエイションにおける機械による技術と手作業で施される技巧のそれぞれの価値に焦点を当てた構成になるという。スポンサーを務めるアップル社は、ジョナサン・アイブが今年5月に最高デザイン責任者に就任してから「エルメス（HERMÈS）」と協業したアップルウォッチを発売するなどファッション業界との連携を積極的に行っている。

　今年の企画展「China: Through the Looking Glass：鏡越しの中国」は会期中、80万人を超えるの動員数を達成し話題に上がったが、来年も大勢のセレブがテーマに沿った衣装でレッドカーペットに登場するメット・ガラをはじめ注目の展覧会になりそうだ。