fashionsnap
2016/01/15
テロの影響で出展を決めたブランドも「モード・イン・フランス展」が都内で開催
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2016/01/15
フランス婦人プレタポルテ連盟主催の受注商談会「第40回モード・イン・フランス展」が、恵比寿のウェスティンホテルで13日から15日まで開催されている。ブランド約50社が集結し、2016-17秋冬コレクションをパリに先駆けて発表している。
初日を終えた時点で1社あたりの来場者数は例年を下回ったものの、今回初出展となる5ブランドはバイヤーからの受注もあり出だしは好調。特に、ベイク ルーズや伊勢丹などでも取り扱いがありアルパカ素材のアイテムを多く展開する「ステラ・パルド(Stella Pardo)」や、フランス軍のベレー帽を手がけ英国王室御用達でもある帽子ブランド「ロレール(Laulhere)」などが人気を集めている。
フランス婦人プレタポルテ連盟国際部長のパトリシア・ブラフマンは、昨年11月に起こったパリ同時多発テロの後について「観光客の減少で衣料品の売り上げ がおおよそ40%〜60%落ち込んでいる」とフランスのファッション産業への影響について話し、「暖冬でクリスマスもあまり売り上げが伸びず、昨年から今 年にかけて厳しい状況」だという。テロの影響で「モード・イン・フランス展」の初参加を決めたというブランドもあり、ブラフマンは「パリ出張を控える日本 企業も少なくないと聞いているので、その代わりに会場に足を運んで欲しい」と呼びかけた。
プレタポルテ連盟は、今年2月には対フランスの輸入量が年々増加する中国の深センにオフィスを開設し、3月には韓国・ソウルで「モード・イン・フランス 展」を初開催するなど、更にアジア市場の開拓を進める。国内では次回から会場をウェスティンホテルの客室フロアから宴会場に変更し、今後若手クリエーター を集めたブースの設置も計画しているという。
■ モード・イン・フランス展
会期:2016年1月13日(水)〜15日(金)※入場は業界関係者のみ時間:10:00〜18:00
会場:ウェスティンホテル東京 11&12階東京都目黒区三田1-4-1(恵比寿ガーデンプレイス内)
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