644
求人
QVC
sr IT Project Manager
正社員 · CHIBA
EBAY
Ebay Japan Strategy Operations Manager
正社員 · TOKYO
ESTÉE LAUDER COMPANIES
Area Commercial Executive
正社員 · CHIYODA CITY
MAC
Mac_consumer Marketing Manager
正社員 · CHIYODA CITY
BOBBI BROWN COSMETICS
Senior Marketing Manager, Bobbi Brown
正社員 · CHIYODA CITY
ESTÉE LAUDER COMPANIES
Legal Senior Counsel
正社員 · CHIYODA CITY
A & F
Abercrombie & Fitch - ブランド代表者 (パートタイム/フルタイム), Gotemba Premium Outlet
正社員 · GOTEMBA
AESOP
Customer Service Consultant - カスタマーサービスコンサルタント
正社員 · TOKYO
ADIDAS
Manager Membership Growth, Membership, Brand
正社員 · TOKYO
ADIDAS
Manager Group Credit Control / Accounting
正社員 · TOKYO
EBAY
Account Manager (jr. - Mid. Level)
正社員 · TOKYO
DR. MARTENS
Import Specialist
正社員 · SHIBUYA CITY
HENKEL
Country Logistics Manager
正社員 · MINOH
HENKEL
Financial Controller
正社員 · MINOH
HENKEL
Material Planner
正社員 · SHINAGAWA CITY
HENKEL
Assistant Brand Manager
正社員 · SHINAGAWA CITY
L'OREAL GROUP
Japan – Shu Uemura & Takami Dmi, Marketing Controller
正社員 · TOKYO
SHIMANO
【大阪】自転車部品の営業・営業管理(課長候補)(営業統括部)
正社員 · SAKAI
NIKE
Manager, Site Experience, Japan
正社員 · TOKYO
A & F
Hollister CO. - ブランド代表者 (アルバイト), Lalaport Fujimi
正社員 · FUJIMI
BOTTEGA VENETA
Bottega Veneta Financial Controller
正社員 · TOKYO
A & F
Abercrombie & Fitch -ブランド代表者 (アルバイト), Sapporo Kitahiroshima Outlet
正社員 · SAPPORO
掲載日
2016/02/11
ダウンロード
記事をダウンロードする
印刷
テキストサイズ

ランウェイとリテールの関係は? イタリアは従来のスケジュールを維持、クリエイティビティを重視

掲載日
2016/02/11

 「常に新しいものを取り入れていきたいとは思うが、慎重にならなければ」とイタリアファッション協会のカルロ・カパサ(Carlo Capasa)会長は話した。2月24日~29日に開催されるミラノ ファッションウィークに向けた記者会見の席でのことだ。
 
 「これまで上手くいっていたシステムを変えるには、その前に熟慮する必要がある」と同氏。ランウェイショーの日程に関する議論はここ数週間過熱しており、小売販売開始と同時にショーをすべきか、それとも従来通り4~6ヵ月前にコレクションを発表すべきか、意見が分かれている。

Carlo Capasa


 フランス服飾連盟と同じく、伊ファッション協会(CNMI)は「クリエイティビティ、生産体系の保護、そして若手ブランドの市場参入を奨励すること」を重視しているという。「イタリアは、ヨーロッパのテキスタイル・アパレル産業全体の総生産量のうち41%を占めている。11%のドイツや8%のフランスを遥かに上回る、欧州第一の生産国だ」。
 
 「過去からの遺産は受け継ぐ必要がある」とし、「幾つかのブランドが提案しているようなスケジュール、つまりコレクション発表と同時に小売りを開始する為には、生産を4~6ヵ月前から開始しなければいけない。そうすると必然的に、事前の発注に応じてリスクを避け、商業的なセレクトをすることになるだろう。クリエイティビティは犠牲になり、ショーには売れ筋のアイテムばかりが並ぶ。“スタイリスト”とマーケティングディレクターが、デザイナーにとって代わるという事態になりかねない」とカパサ会長は見ている。更に、ショーの前にイメージが流出する可能性も高い。

 「ランウェイショーは、決して売れないようなアイテムも含めて、“夢”を提供するものだ。ブランドのクリエイティビティーをアピールし、今後のトレンドがそこから少しずつ形成されていく。リテールとショーが同時期になれば、こうした側面は失われてしまうだろう」。
 
 また、会長は「一般大衆が新しいアイディアを受け入れるには、時間がかかる」とも指摘している。実際、ショーの段階では酷評されたコレクションが、いざ店頭に並ぶや否や大変な人気を博した、というケースは少なくない。初めてアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)が手掛けた「グッチ(Gucci)」のショーなどが良い例だ。また、「プラダ(Prada)」が始めた極厚底のシューズも、最初は散々な評価が下ったが、後に様々なメゾンがこぞってコピーするヒット商品となった。
 
 「マーケティングばかり重視する流れから、ファッションを守らなくてはいけない。現行のシステムにも既に解決策は存在しているし、それを信じる必要がある。ランウェイにすぐ手に入るアイテムを取り入れているブランドもあるし、メンズのショーでウィメンズのルックを発表するというやり方もある」と締めくくった同氏は、若手ブランドにとってのファッションウィークの意義についても言及した。彼らが多くの目に触れる機会は、他に滅多にない。
 
 また、ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)のラファエロ・ナポレオーネ(Raffaello Napoleone)代表は、「今日起こりつつある変化は、最終消費者の目線に立った商業的な理論に由来するものだ。我々には見守ることしかできない」と慎重な見方を示す。
 
 CNMIの前会長、マリオ・ボセッリ(Mario Boselli)は、「イタリアとフランスのファッション業界は、マーケティングを重視するアメリカの流れには同調しない。しかし、例えばメンズとウィメンズを同時期にして間を埋めるといった、新しい形のファッションウィークの形を探っていくことはできる」と話した。


■関連記事:ファッションショーの一般公開 パリ・ミラノは否定的


 

不許複製・禁無断転載
© 2024 FashionNetwork.com