ネット動画サービスが続々登場、アメーバが「AmebaFresh!」提供開始

　サイバーエージェントが1月21日、映像配信プラットフォーム「Ameba Fresh!」の提供を開始した。PCやスマートフォンで手軽に無料で生放送の番組を視聴可能で、サービス開始時点で約200チャンネル、1,000番組をラインナップ。2016年末には1,000チャンネルまで拡大し、日本最大級の規模に成長することを目指す。

　「AmebaFresh!」ではスポーツの試合中継やプレイ映像、ペットなど動物の映像、麻雀、政治まで多様なコンテンツを提供。企業とのコラボレーションやネットメディアによる公式チャンネルも揃え、昨年7月に原宿駅竹下口にオープンした公開スタジオ「AmebaFresh!Studio」では、アーティストや著名人が出演するオリジナル番組の制作や生放送も予定している。今後は月間4,000万人を超えるAmebaユーザーへの番組の提案や「アメーバブログ」「Spotlight」などを活用して利用者の拡大とともに、チャンネルの拡充を図っていくという。また、有料チャンネルの開設や広告導入による配信主への収益還元、一般利用者による映像配信も計画している。

　国内の動画配信サービス市場は年々拡大しており、現在までに日本に本格参入した米国発「ネットフリクス（Netflix）」や「フールー（Hulu）」などの有料サービスをはじめ、無料で利用できる「Youtube」や「ニコニコ動画」、昨年Line社がスタートした「Line Live」など様々なサービスが展開。野村総合研究所では、国内動画配信市場は2021年までに2,000億円を超える規模に成長すると予測している。