バスケ界のレジェンド コービー・ブライアントが事故死、ナイキなどが追悼

　元NBAのスター選手コービー・ブライアント（Kobe Bryant）が、カリフォルニア州カラバサスで発生したヘリコプターの墜落事故で死亡した。41歳だった。

　コービーは1996年にデビュー。2016年の引退まで20年間ロサンゼルス・レイカーズ一筋で、チーム5回のリーグ制覇の中心選手として活躍するほか、オールスターゲームやオリンピックでアメリカチームの2度の金メダル獲得に貢献するなど、バスケット界のレジェンドとして知られる。NBAの通算得点は先日25日にレブロン・ジェームズ（LeBron James）が塗り替えるまで歴代3位の3万3,643点を記録し、コービーは同日夜にレブロンを祝福するツイートを投稿したばかりだった。
 
　地元紙ロサンゼルス・タイムズの報道によると、同氏は移動手段として日頃から利用していた自身が所有するヘリコプターの墜落により命を落とし、13歳の娘を含む乗客9人全員が死亡したとされる。事故発生時、現場上空は霧による悪天候だったという。

　デビュー当時は「アディダス（Adidas）」と契約。同社からは「アディダス KB8」シリーズなどが発売されるほか、2003年に「ナイキ（Nike）」と契約後は「ナイキ ズーム コービー」シリーズなど、多数のバスケシューズを発表してきた。ナイキはインスタグラムの公式アカウントなどを通し、「彼は愛されるべきナイキファミリーの一員であり、とても寂しい。Mamba forever.」とコービーの愛称を用いて追悼。米大統領をはじめ、著名人なども同氏の死を悼み、SNSなどでメッセージを投稿している。