最先端テクノロジー「オキュラスリフト」を用いた世界初の360度体感型ミュージック・ビデオが、10月25日にスタートした「Tokyo Designers Week2014」で一般公開された。楽曲は倖田來未のデジタル配信シングル「Dance In The Rain」で、映像内の着用衣装はファッションディレクターでジャーナリストのミーシャ・ジャネットが担当。ヨウジヤマモトの新ラグジュアリーアクセサリーブランド「discord（ディスコード）」や「Limi feu（リミ フゥ）」のアイテムをまとい、音楽やテクノロジーにファッションを融合させたエンタテインメント・コンテンツに仕上げた。

　世界へ発信するために「ドメスティックで誇れるファッションにもこだわりを持たせた」（エイベックス担当者）という「360° VR（ヴァーチャル・リアリティ）Music Video」は、ビジュアルとサウンドが体験者を取り囲み、自身も倖田來未やダンサーと同様に映像の中にいるような感覚が体験できる新しい試み。高くそびえる白い塔が映るシーンでは、「Roggykei（ロギーケイ）」のドレスや「Y-3（ワイスリー）」のシューズで背景とリンクさせた。白い砂漠のシーンでは巨大な女神をイメージして「discord」のスカーフ、市街地跡のシーンでは「Limi feu」のケープブラウス、山脈に囲まれた祭壇のシーンでは「Roggykei」のトップスを着用。ミーシャ・ジャネットは「日本発のプロジェクトだったので、ジャパニーズブランドを多く集めました」とコメントしている。