ツイッター生中継、インスタで販売、舞台裏からスナチャ...マイケル・コースがデジタル施策を強化

　「マイケル・コース（Michael Kors）」が、2017年フォールコレクションのデジタル施策を発表した。ファッションブランド初となるツイッターでの生配信や、一部アイテムのインスタグラム上での即日発売、インフルエンサーを起用した取り組みなどを展開する。

　「マイケル・コース」は、2017年フォールコレクションをニューヨークのスプリング・スタジオで発表予定。ショーの様子は、公式サイトやユーチューブ、フェイスブック、ツイッターで日本時間2月16日深夜0時から生配信される。ファッションブランドがツイッターでライブ配信を行うのは今回が初めて。
 
　ランウェイに登場したウエアやバッグ、シューズなど一部アイテムがショー直後から購入できる「レディ・トゥ・ウェア レディ・トゥ・ゴー（Ready-To-Wear, Ready To Go）」の実施は今回で3回目。ニューヨークの一部店舗や公式ホームページに加えて、今回初の試みとしてインスタグラム上でも発売する。また、システィーン・スタローンやヨーヨー・カオらインフルエンサーを起用した新たな取り組み「ショッパブル・ストリート・スタイル」を発表。各インフルエンサーが2017年春コレクションを着用した動画がブランド公式アカウントに投稿され、着用アイテムがインスタグラムから直接購入できる仕組みになっている。

　このほか、デザイナーのマイケル・コースと、モデルのテイラー・ヒルやデザイナーのハーレー・ヴィエラ・ニュートンらファッション業界人によるリムジン内の会話を収めたミニ・ウェブ・シリーズ「コース・コミュート」が公開。ブランド公式スナップチャットではショーのバックステージやショー最前列のゲストから見たショーの様子を配信するなど、ランウェイショーをより身近に楽しむための施策が複数用意されている。