元気な未来を広告から発信する「『日本繁昌 大展覧会』チャリティ広告展」が、4月4日から4月9日まで、伊勢丹新宿店で開催される。開催前夜には会場でプレスプレビューが行われ、暴風雨の中多くの関係者が集まった。「『日本繁昌 大展覧会』チャリティ広告展」では未来広告コレクション、北原照久広告コレクション、資生堂広告コレクションを3大トピックに、歴史に残る広告を展示。チャリティグッズの販売や広告アーティスト20名とのコラボレーションなどを通じて、被災地の人々に元気を届ける。

　3月28日から開催している「日本繁昌大展覧会」の第二会場「『日本繁昌 大展覧会』チャリティ広告展」のキーワードは、「日本の未来は子供たちの元気から」。「未来広告」をメインコレクションとし、ウルトラマンや月光仮面などの時代ヒーローと日本の広告界を先導する箭内道彦氏や井上嗣也氏などのアーティストが、「日本繁昌」をテーマにそれぞれ20組とコラボレーションしている。また、北原照久氏の貴重な広告コレクションや資生堂の輝かしい広告コレクションも同時展示。多数のアーティストとヒーローの広告から、未来を元気にする。なお、制作されたポスターやチャリティーグッズの収益、会場内に設置されたチャリティ募金は、全額が日本繁昌大展覧会実行委員会を通じて「あしなが東北レインボーハウス建設募金」に寄付される。

　プレスプレビューの会場には女優の前田美波里さんも駆けつけ、当時18歳のころに撮影された資生堂のポスターを紹介。「この広告が自分の人生の1ページを切り開いてくれた」と懐かしげに、思い出を来場者に披露した。なお、第一会場の「『日本繁昌 大展覧会』ウィンドウ展覧会」は、新宿伊勢丹店をはじめ日本橋三越本店、銀座三越で4月24日まで開催中（※日本橋三越本店は4月9日まで、銀座三越は4月23日まで）。第二会場と同じく「日本繁昌」をテーマに、過去から未来に渡る日本の商業デザイン広告をショーウィンドウを用いて展示する。