掲載日
2012/03/07
2012/03/07
マンゴ、商品価格を20%引下げ
掲載日
2012/03/07
2012/03/07
スペインのファッションブランド「Mango(マンゴ)」は、全商品の価格を20%引き下げると発表した。同社はこれについて、世界の経済情勢に適応するための措置と説明。「商品の品質は維持する」としている。
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こうした戦略を採用しているのは「マンゴ」だけではないが、全商品を対象にした価格引下げは珍しい。同ブランドは、2009年の経済危機の際には全く違う戦略を採用している。2009年8月28日、「マンゴ」は不況対策として低価格のスペシャルライン「Think Up」を提案し、9ユーロから手に入る90アイテムを展開。不況下でも顧客に「マンゴ」の服を着てもらいたいという考えから立ち上げられたラインだった。
今回の価格引下げも、同じ思いから実施されたものだという。ブランドアイコンには引き続きKate Moss(ケイト・モス)を起用し、9.99ユーロ、19.99ユーロなど低価格を強調した広告を展開している。
「マンゴ」は今後も、バルセロナ、イスタンブール、モスクワ、上海などでコレクション発表を継続していくとしている。同ブランドは現在、107カ国に2,415店舗を展開。2010年の売上高は12億7,000万ユーロ(約1,346億円)で、海外事業が全体の80%以上を占めている。
(1ユーロ=106円で換算)
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